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10.弁護士とよい関係を作る

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10.弁護士とよい関係を作る

弁護士の仕事は、あなたが被った被害について、加害者側の責任を追及するのが基本の仕事です。

お医者さんは、あなたの病気を治そうと闘います。しかし、皆さんはそのお医者さんにすべてを任せっきりでいるのかと言えば、そんなことはありません。あなたはあなたなりにご自身の身体の状態を看護師さんやお医者さんに訴え、精一杯病気と闘っているでしょう。お医者さんとあなたが共同して病気と闘っているときには、お医者さんと患者さんの間に「よい関係」が築けているということになります。

弁護士と皆さんの関係もこれに似ています。あなたと弁護士がお互いに意思疎通を密にし、今課題になっていることを理解し合えていれば、それは「よい関係」が築けているということです。

これまでいろいろご紹介してきたことは、その意思疎通と理解をより確かなものにするために、あなたができることを助言し、基礎的な知識を提供することでした。これらを正しく実践すれば、あなたと弁護士の関係は確実によりよいものになります。

情報過多になる必要はまったくありませんが、事故に関する情報を丁寧に集め、ご自身が持つ情報を余さず弁護士に伝え、日々お気持ちをととのえるようおすすめします。
よい結論を獲得されることを心から祈ります。

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